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本学教員らが2023年度 応用物理学会 薄膜 ? 表面物理分科会論文賞を受賞しました

更新日:2024.03.25

2024年3月22日~25日の4日間、東京都市大学世田谷キャンパスで2024年第71回応用物理学会春季学術講演会が開催されました。大学院生命体工学研究科人間知能システム工学専攻の宇佐美雄生助教、同専攻の田中啓文教授、田向権教授、ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターの田中悠一朗助教らが大阪大学?蘭トゥウェンテ大学との共同研究により、2023年度 応用物理学会 薄膜 ? 表面物理分科会論文賞を受賞し、3月22日に授与式が行われました。

薄膜?表面物理分野の発展に寄与したことが評価され受賞に至りました。マテリアルデバイスがAI演算を行うもので、近年非常に熱を帯びている分野で、九工大でもニューロモルフィックAIハードウェア研究センターを中心に基礎から応用研究がなされており、今後の展開が注目されます。

受賞理由は下記の通りです。

本論文は、ポリアニリン薄膜に微小電極を接合することにより、ニューラルネットワークを構成し、物理リザバー計算による音声認識の将来的な可能性を報告している。本論文は、有機薄膜による物理リザバー計算の可能性を示した最初の報告として位置付けられる。非線形電気特性を高信頼に制御することができれば、本研究の成果は省エネルギーなエッジコンピューティングに将来的に寄与し得る可能性を秘めている。
◇2023年度 「 応用物理学会 薄膜 ? 表面物理分科会論文賞 」および 「 応用物理学会 薄膜 ? 表面物理分科会 奨励賞」の選考結果についてより引用。


【受賞対象】


タイトル "In‐materio reservoir computing in a sulfonated polyaniline network"
著者 Yuki Usami, Bram van de Ven, Dilu G Mathew, Tao Chen, Takumi Kotooka, Yuya Kawashima, Yuichiro Tanaka, Yoichi Otsuka, Hiroshi Ohoyama, Hakaru Tamukoh, Hirofumi Tanaka, Wilfred G van der Wiel, Takuya Matsumoto,
雑誌名?巻号 Advanced Materials 33, 2102688 (2021). DOI:10.1002/adma.202102688.

賞を読み上げる応用物理学会薄膜?表面物理分科会住友弘二幹事長

賞を読み上げる応用物理学会薄膜?表面物理分科会住友弘二幹事長


賞状を受け取る宇佐美雄生助教

賞状を受け取る宇佐美雄生助教


左から、受賞した宇佐美雄生助教と田中啓文教授

左から、受賞した宇佐美雄生助教と田中啓文教授


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