平成25年10月17日(木)16時から、九州工業大学 産学連携推進センター(戸畑キャンパス)において、第94回九州工業大学 技術交流会 三木会(さんもくかい)を開催しました。
今回は、北九州市の行政官として、都市計画、地域産業振興、学術スポーツ振興、企画政策など、北九州市の基盤整備から都市戦略作りまで幅広く取り組まれ、現在は北九州空港の運行や経営に尽力されている北九州エアターミナル(株)の片山憲一代表取締役社長から、北九州市を持続可能な都市として再生させる戦略と方策を熱く語っていただきました。
【講演内容の概略】
1901年の官営八幡製鉄所創業以来、工業都市として発展してきた北九州都市圏は1960年代の石炭から石油へのエネルギー転換、2回のオイルショック、プラザ合意、途上国の成長による水平分業などグローバル化の進展で空洞化が進み人口が減少し続けている。生き残った製造業もグローバル競争の中で合理化が進み多くの雇用が失われた。このため、子どもたちは市外に職を求め、高齢化の速度が速まり、政令市トップの高齢社会になった。
このような環境の中でいかに豊かな都市として生き残って行くかを考えるに当たって、『時代に合わせて視点を変えてみる』との発想が大事である。
具体的なアイディアを次々と紹介され、お話を聞いている内にワクワクと明るい気持ちになりました。参加された皆さんにも新鮮な感覚で、素晴らしい発想だと感じられたのではないでしょうか。アンケートでも、次のような共感や期待等の感想が寄せられましたのでご紹介します。
?豊富な体験に裏打ちされ、広い視野での話であったので非常に参考になった。
?幅広く北九州の将来像について御講演いただきよく理解できた。
?視点を変えることの中国竞彩网性がよくわかったし、元気の出る内容でこれからのビジネスの参考になった。
なお、交流会でも、これからの北九州市の生かし方や成長性について意見が交わされました。
◆次回の開催は平成25年11月21日(木)です。