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本学が携わった「遠賀川魚道公園」が2013年度のグッドデザイン賞を受賞しました

更新日:2013.10.04

 本学工学部 建設社会工学科環境デザイン研究室が2008年より計画?設計に携わってきた遠賀川魚道公園の5年間の設計プロセスや空間デザインが評価され、2013年度のグッドデザイン賞をいただきました。

<審査委員の評価>
担当審査委員| 南雲勝志氏(ユニット長) 廣村正彰氏 横川正紀氏
設計やワークショップの積み重ねにより検討された、官学民の協働による遠賀川河口に再整備された多自然型魚道である。単に様々な魚や生き物が遡上できる仕組みだけではなく、河川敷に緩やかな曲線や緑地を多く取り入れ、自然再生を目指す環境整備とランドスケープデザインを同時に行っている。また利用者が気持ち良く散策してできる歩道整備も行い、治水、利水、かつ憩いある魅力的な空間づくりに成功している。

◆グッドデザイン賞2013詳細は こちら

〔プロジェクト概要〕
環境デザイン研究室では、遠賀川河口堰周辺を対象とし、「生きものと人をつなぐゆるやかな水辺空間の再生」をコンセプトとして公園の設計を行ってきました。
2008年から現在まで、国土交通省や建設コンサルタント、また地域の方々と連携した継続的なワークショップを行いながらプロジェクトを進め、2013年6月、多自然魚道を有する『遠賀川魚道公園』が完成しました。今後は、さらに生物多様性を高め、地域とともに育つ空間としての活用を目指します。

〔プロジェクトチーム〕
国立大学法人九州工業大学 伊東啓太郎研究室
国土交通省遠賀川河川事務所
福岡県遠賀郡芦屋町
八千代エンジニアリング株式会社
株式会社建設技術研究所
株式会社建設環境研究所
松浦?白石JV
松正?福山JV
株式会社三島建設


コンクリート張りから魚道公園へ

伊東准教授によるコンセプトスケッチ

上流側から見た遠賀川魚道公園の模型

利用者が圧迫感を受けないように配慮したサイン

公園を訪れた利用者が使いやすいように配慮した階段

多自然魚道に魚類を放流する子ども達

多自然魚道で生き物調査をする子ども達①

多自然魚道で生き物調査をする子ども達②

多自然魚道に生息する魚類


学長室より
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