更新日:2013.02.08
平成25年1月24日(木)、本学工学研究院 金元敏明教授の研究グループが、韓国で開催された「再生可能エネルギー技術に関する国際デザインコンテスト」において最高賞を受賞いたしました。
今回受賞したのは、同グループが開発した高性能で小型の水力発電ユニット。これまでにない「相反転方式」を採用し、簡易的に設置が可能な発電装置として高い評価を得ました。
平成24年1月から、プロジェクトが発足。学生5人で設計?組立て等を分担し、約3ヶ月かけて実証機を製作しました。
このプロジェクトは、三重県立梅(たちばい)町で江戸時代から利用されている用水路を、歴史的な遺産として活用したいという地域の思いと、本学の「相反転方式の水力発電」の研究がタッグを組んで実現したもの。
チームリーダーの工学府博士前期課程2年、高野剛気さんは、「今回実証機を製作する過程で、実際にやってみたからこそ分かるトラブルを経験したり、地域や業者の皆さんなど、様々な方と一緒に一つの物を作り上げていく事を体験できました。私はまもなく卒業しますが、引き継いでくれる後輩達がさらに研究をすすめ、多くの方に本ユニットを利用していただけるようになればと思っています。」と話していました。