更新日:2012.06.20
本学工学研究院 基礎科学研究系の美藤正樹教授とケンブリッジ大学(英国)の研究グループは、磁性金属元素を含まない有機磁性体の分野で、磁石としての性質を示す温度の世界記録を更新しました。また、結晶構造解析のデータを基にそのメカニズムを解明することに成功しました。
平成24年6月11日、この研究論文 “ Pressure-Induced Enhancement of Magnetic
Ordering Temperature in an Organic Radical to 70 K: A Magneto-Structural
Correlation ” は、Chemistry-A European Journal に Very Important Paper として
掲載されました。
今後、軽量の絶縁性磁石としての実用化に期待がもたれます。